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型月世界における魔法と人類悪(ビースト)について考察

お久しぶりです.今回は魔法と人類悪というテーマになります.

 

人類悪とは,文字通り人類の汚点であり、人類史を脅かし、人類を滅ぼす七つの災害であるとされる.一方魔法は,魔術師達が目指す最終到達地点である「根源の渦」から引き出された力の発現であり,現代において魔術協会に魔法と認められているものは5つ.

数が合わないため一見関係ないように見えるこの二つですが,そもそも魔術協会から魔法と認可されているものが5つというだけとも考えられないだろうか.また,死徒たちが目指している第六法が魔法という可能性も考慮できる.

つまり今回の主張は,多分魔法も7つあって7つの人類悪に対応してるんじゃね?ってことですね.

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いや適当すぎんだろって気持ちも分かるので根拠の方を提示していきます.今回着目した点は,ビーストはそれぞれ対応する魔法と同等の能力(権能)を持ってるという事実です.

 

・第一魔法とビーストⅠ

第一魔法の詳細は現在不明で,その使い手も世界から消滅している.しかしhollowでのバゼットの発言や,既に明らかになった魔法から消去法でいくと「時間旅行」「無の否定」が残る第一,第四,第五のいずれかに該当する可能性が高い.ただ用語におけるエーテル塊の説明↓

本来、エーテルは地水火風のいずれかになるものだが、不出来な術者によっては四大のいずれにもならず、成りそこないとして物質化する事がある。これをエーテル塊という。
エーテル塊にはいかなる使い道もない。ある意味無を作るようなもの。
そう言うと「魔法」のようだが、エーテル塊はそも第一魔法の――――

から,第一魔法は無に関連するのではないかと予想できる.また,エーテル

第五架空要素。西暦以後の人工的に作られたマナ。四大の要素に溶け合い、形を成す為に必要な媒介。これ単体にはカタチはないが、これがなくては魔術は成立しない要素。

と説明されます.これは型月設定ではないですが,そもそもエーテルアリストテレスによって提唱された4大元素説に,天体を構成するものとして加えられた第五元素です.そのアリストテレスは,ケノン(空虚)つまり存在しないものの存在を認めず,それに基づく原子論も否定したためにエーテルを定義する必要があった.このような理由から,第一魔法とは無の否定=エーテルの生成ではないかと一部では推測されてます.

また,エーテルには魔術を成立させるという重要な役割があります.魔術とは,魔法と違ってできないことは起こせない.逆に言えば一般的な方法ではどんなに資金や時間がかかることであっても,可能であるならばそれは魔術の範疇です.

ここでようやくビーストⅠについて話すと,

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以上がプロフィールなんですが,注目してもらいたいのがゲーティアが「正しい道理を,効率的に進めるシステム」であるという点.これあったら,第一魔法によって成立する魔術はいらなくないですか?

つまり,結果だけ見るならビーストⅠは第一魔法と同等の能力を持つといえます.

 

・第三魔法とビーストⅢ

第二魔法はいろいろとややこしいので分かりやすい第三から説明します.これはもうほぼ直接書かれていて,

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これですね.もう言わなくてもいいと思いますが一応補足すると,第三魔法は「魂の物質化」で,肉体という枷に引きずられる魂を、それ単体で存続できるよう固定化するという魔法です.キアラのヘブンズホールは肉体から生じる欲を受け止めてくれるわけで,肉体があることによって生じる問題を解消してくれる(肉体からの解放)という本質は同じです.

よって,ビーストⅢは第三魔法と同等の能力を持つといえます.

 

・第二魔法とビーストⅡ

これが一番よく分からなかったですが,今はその関連性に割と自信を持ってます.

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みんな大好きカレスコおじさん

そんなゼルレッチの第二魔法「並行世界の運営」ですが,能力は並行世界を行き来できるものの他に,時間旅行、記録の改竄、事象の改変などもこの魔法に含まれる可能性が高いとされています.(wikiで見ただけなので出典は覚えてないですが汗)

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困るのはティアマトのプロフィール見てもそれっぽい能力がないんですよね.ただ彼女の権能である百獣母胎には万物の情報を操作して世界を書き換える能力があるとされ,これを活用した宝具C.C.C.も事象書き換えによるワールド・パージだと説明があります.単独顕現を持つ以上,時間旅行は既に全ビーストができるようなもの.であるなら,第二魔法とビーストⅡの能力の本質は事象の改変と考えられる.

よって,ビーストⅡは第二魔法と同等の能力を持つといえます.

ただ,第一と第三にあるような結果として人類にもたらされるメリットは不明.

 

余談ですが,extraのマテリアルにこんな記述があります.

聖杯戦争の舞台となった観測装置.

その電脳世界が海のイメージである理由.

生命の根底が争いだというなら,月の眼の根底は見守ることだ.

 関係性は不明ですが,この海のイメージというのは,ティアマトを指しているような気がするんですよね.対してゼルレッチはフェイクにて

この軸は違うな……、この偏光線も全滅か……

おう、このカッティングはなかなか……いや、最悪だ。大蜘蛛めが目覚める。対応するには百年足りん

 こんな感じで世界を観測してます.またここで,ムーンセルの改竄能力は過去に遡って現代を望んだ世界に変換できる程であり,厳密にはシミュレーションの中から望む未来に確実にいたれる方法を提示できるとされます.だからこそこの結晶体をある人物はこう名付けました.

運命を一覧する系統樹

情報のみで物理法則を書き換えるまでに収束した光.

事象選択樹・アンジェリカケージと.

ゼルレッチ,ティアマト,ムーンセルの全てが,世界を観測し,改竄能力があって事象を選択できる

 これが偶然であると思いますか?信じるか信じないかはあなた次第です(ドヤ

 

 

以上が,ーストはそれぞれ対応する魔法と同等の能力(権能)を持ってるという根拠であり,それが魔法と人類悪が関係あるんじゃないかと思った理由です.

第4からは皆さんで脳内補完するかFGO本編で確かめてくれって感じです.3つじゃ証拠不十分ですが3つしかろくに情報出てないんだから仕方ない.

こっからは(今までも)完全に妄想なんですが,関連性はあるとして,じゃあ魔法と対応する人類悪はどういう関係なのかという問題.

今回のをまとめてて思ったのは,どうやら人類悪は元々人類にとって必要な能力を持ってたらしいってこと.しかしそれに頼ったままでは人類はいつまでたっても成長しない.そこで人類悪と同等の能力を行使できる魔法があれば,人類だけでもやっていける.そうなれば人類悪は不要なものであるばかりか,人類の成長を阻害するものになるので倒さねばならない.

つまり対応する魔法の成立によって,人類愛は初めて人類悪になる.ということかなと予想しました.

そう考えると,SNで第三魔法を目指したはずの聖杯が,結果的にこの世全ての悪(第三魔法を成し得る可能性がある)を生みそうになったことの説明もつくんじゃないかと.魔法を成立させるなら,その役目を担ってきた人類悪を滅ぼす必要があるてことで.

 

 

今回の考察はここまでにします.色々とガバガバですがここまで読んでもらいありがとうございました.もしまたモチベーションがあったら考察記事書こうかなと思います.